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ストーリー|2025.01.27

冬の必須アイテム、ニット・セーターはいつ洗う? どう洗う? 洗濯方法から干し方、保管方法まで。

地球温暖化が進んでいると言われて久しいが、日本の冬はしっかり寒く、ニット・セーターは欠かせないアイテムだ。それでいて、外出先の屋内や電車などの乗り物の中など、上着を簡単に脱げない場面では汗をかいていることも多い。何度か着ると、シーズンの途中でもニット・セーターを洗った方がいいかな? と思うことがある。
そこで今回はニット・セーターを洗うタイミングや洗い方    、干し方、保管方法を紹介する。なかなか手間はかかるが、丁寧に扱えば長く着られるアイテムだと実感できるだろう。

写真:unsplash 監修:UMEDAニット

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ニット・セーターはいつ、どう洗うか?

ニット・セーターを洗う/クリーニングに出すタイミングは?

基本的にセーターはシーズンの終わりに洗えば良いと言われている。肌に直接触れていないので汗や皮脂の付着が少ないし、何度も洗うと少なからず劣化が進むからだ。 一度着たセーターは、脱いだらブラシで表面の汚れを落とし、なるべく吊るして湿気を飛ばすようにするので十分だろう。もし気になる汚れがあったら部分洗いをすればいい。

ニット・セーターの自宅の洗濯機で洗うか?     クリーニングに出すか?     それぞれのメリット・デメリットは?

自宅での洗濯のメリットはもちろんコストの節約だ。おしゃれ着用もしくはデリケート洗い用の洗剤を購入する必要はあるが、一度購入すればいい話。
一方デメリットは、クリーニングに出す場合に比べて型崩れや縮みなどのリスクがゼロではないこと。そしてセーターは洗い方や干し方に手間がかかる。特に後述の日陰平干しは場所をとるし時間がかかるため、面倒に感じるかも知れない。
クリーニングに出すメリットは、もちろんプロに任せる安心感。
デメリットはお金がかかること。店舗によって価格はまちまちだが、ぜひクオリティで店を選んでほしい。

自分でニット・セーターを洗う方法は

自宅で洗濯できるものと、できないものの違いは?

ニット・セーターの素材によって、洗えるものと洗えないものがある。セーターの内側に付いている洗濯表示をまず確認してほしい。

経済産業省・消費者庁:衣類の「取扱表示」早見表

大きく分けて、セーターには洗濯機で洗えるもの、手洗いができるもの、家庭での洗濯が不可のものがある。主にセーターの素材によって分けられるのだが、編みのループが緩いものほど縮みが多くなるのでより優しい手洗いでの洗濯がおすすめだ。
そして、より繊細な素材や複合素材、パーツが付いたものなどは家庭での洗濯は難しいのでクリーニングに出した方が良い。

ニット・セーターを洗う時の注意点、NGは?

ニット・セーターを自分で洗う時に懸念するのは、縮みと毛玉ではないだろうか?
まず縮みの原因は、水の温度と絞った時などに起こる圧縮だ。適温で洗い、絞らずに優しく水分を取ることを心がけよう。毛玉の主な原因は摩擦。洗濯機に入れるときはもちろん、場合によっては手洗いの時もネットに入れて摩擦を最小限にして洗ってほしい。

素材による手洗い/洗濯機洗いの目安

手洗いが良い素材>>カシミヤ、シルク。
洗濯機洗い向きの素材>>>ポリエステル、アクリル、レーヨンなどの化学繊維。コットン。
その他のアンゴラ、アルパカ、ウールはニットの太さなどで違いがある。あくまでも目安なので、それぞれの商品の洗濯表示を最優先で判断してほしい。

洗濯機でニット・セーターを洗うには

ニット・セーターをネットに入れる

摩擦を防ぎ型崩れしないように、ニット・セーターはネットに入れてから洗濯機に入れる。「裏返しにして洗う」と洗濯表示に記載がある場合もあるのでよく読んで欲しい。
また、色落ちする場合もあるので、色味によって分けて洗うよう気をつけて。

洗剤・柔軟剤を入れる

おしゃれ着洗い・デリケート洗い用の洗剤を適量入れる。柔軟剤はお好みで。特にニット・セーター用のものはないので、普段着用と同じもので良い。
あとは洗濯機によって表示は違うが「おしゃれ着洗い」「ドライ洗い」などのボタンを押して、終わるのを待てばいい。脱水が終わったら、そのままにすると縮んでしまう場合が多いので早めに洗濯機から取り出す。

ニット・セーターを手洗いするには

洗濯液を作り、優しく押し洗い

30℃のぬるま湯におしゃれ着用・デリケート洗い用の洗剤を適量入れて洗濯液を作り、その中にニット・セーターを入れる。この時、ぬるま湯の温度が高いと縮んでしまうので注意。
洗い方は優しく上からニット・セーターを5〜6回プッシュ、ひっくり返して裏側を5〜6回プッシュする。え? これだけ? と思うかも知れないが、洗濯液にくぐらせるくらいでOK。擦ると毛玉ができるので注意してほしい。
その後のすすぎは、ぬるま湯を入れ替えて押し洗いと同じように押し洗いし、泡がなくなるまで2回以上。柔軟剤は最後のすすぎで入れる。

脱水はタオルで巻く、もしくは洗濯機を使う

すすぎが終わったら大きめのタオルで挟み、太巻きのようにくるくる巻いて水分を吸い取る。絞ると縮みにつながるので注意してほしい。
厚手でなかなか水分が吸い取れないものは、ネットに入れて洗濯機で30秒〜1分ほど脱水するのも良い。この時、カシミアなどの繊細な素材の場合はタオルを挟んだままネットに入れると毛玉防止になる。

ニット・セーターの干し方は、基本は日陰で平らに

ニット・セーターは洗うと水分を含み重くなり、ハンガーで干すと型崩れをしてしまうため、綺麗な形をキープするには平干しが基本だ。縮まないように形を整えながら広げるよう心がけて。平干しネットは100均ショップなどでも購入可能。
また色落ちしないように、日陰で干すようにしよう。

クリーニングに出すかどうか、検討するポイントは?

前述のように、洗濯表示で家庭での洗濯がNGのものはクリーニングに出そう。繊細な素材や、複数の素材で作られたものはプロに任せた方が安心だ。
そして注意してほしいのは、クリーニングから戻ってきたニット・セーターは包まれているビニールからすぐに出すこと。水分が抜けきっていないこともあり、そのまま保管するとカビなどの原因にもなるからだ。

ニット・セーターの保管方法はどうする?

ニット・セーターは、素材にもよるが比較的重いものが多いので、ハンガーで吊るすと型崩れすることがあるので、出来るだけ畳んで保管するのが良い。
スペース的に難しい場合は、ハンガーを2本使ってセーターの裾や袖をもう一本に掛けるなどして重さを分散するなどの工夫をしよう。

監修:UMEDAニット

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