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これからの季節に必須なのが撥水加工アイテム
あれ? 心地よい初夏どこいった? と思っているうちに、今年も梅雨の季節がやってきた。梅雨が明けても昨今の夏は、ゲリラ豪雨なども多発するので、これからの季節は傘や雨具が必須となる。
アウトドア用品や雨合羽などの撥水加工アイテムは、使用しているうちに撥水機能が落ちてしまうのだが、洗濯の最後に専用の仕上げ剤を使うことで、その機能を甦らせることが可能だ。
Shift Cで既報の通り、長年撥水加工にはPFASが使用されてきたのだが、昨今はPFASフリーの素材を使った商品や、洗濯の最後に使う撥水加工剤が発売されている。
しかし後者の場合、問題は仕上げだ。乾燥機やアイロンで熱を加えることがポイントなのだが、乾燥機が家にない人は多いのではないだろうか? 筆者の家にもない。アイロンはあるが、正直出すのが面倒だ。
Baluko Laundry Placeとモンベルが共同開発した「撥水コース」

2023年から、コインランドリーチェーンのBaluko Laundry Placeがモンベルと共同開発した「モンベル撥水コース」を提供していることは耳にしていた。しかし全店舗に該当機器が設置されているわけではないため利用する機会がなかったが、このところの毎週末の降雨により、雨具の撥水機能が低下を感じたこと、さらに自宅からアクセスの良い店舗でもこのコースのサービスが始まっていると聞いて試してみることに。
アプリを使って、機器の稼働状況も確認できる
利用したことのある人はご存知かと思うが、Baluko Laundry Placeにはアプリがあり、各店舗内の機器の稼働状況がわかるのだ。稼働している機器も、残り時間まで確認することができる。
しかし件の店舗には「モンベル撥水コース」の機能のあるマシーンが2台あるというのだが、どれが該当機器なのかは行ったことがない筆者には分からなかった。
「撥水コース」の所要時間は約1時間

店舗に到着してみると、該当機器は2台とも稼働中だった。どちらも残り時間は30分以上あったが、椅子に座り待った。片方の機器が終わる頃、利用者が現れて完了すると同時に洗濯物を持ち出していき、筆者のターンに。
「モンベル撥水コース」の料金は1,900円(税込)で、所要時間は約65分。洗濯物を放り込みセットした後は、周辺を散歩、終わる頃に戻ってみると洗濯物はフッカフカに。
洗濯前と後にほぼ同じ量の水の滴を垂らしてみた。

しっかり水を弾いてる! とても心強い仕上がりになっていたのだ。
PFASフリーの仕上げ剤を正しく使って長く着用する
自分が持っている撥水加工されたアイテムがPFASフリーではないとしても、これからの手入れにPFASフリーの仕上げ剤を使うなどすれば、微量ではあるが環境負荷は抑えることはできる。
PFASを使ったアイテムや仕上げ剤に比べると、PFASフリーのものは撥水加工の持続力がやや落ちると言われているが、こまめに洗濯して仕上げ剤を正しく使うことで長く着用することができる。
筆者のように、自宅に乾燥機がないという人には、このランドリーの「モンベル撥水コース」を活用することを強くおすすめする。
モンベル撥水コースが利用できるBaluko Laundry Place店舗一覧
・渋谷ブリッジ (東京都)
・代々木上原(東京都)
・杉並今川(東京都)
・西区新町(大阪府)
・ららぽーと堺(大阪府)
・天理丹波市(奈良県)
・小清水町ワタシノ(北海道)
※2025年6月10日時点