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ヴィンテージの精神を現代に継ぐ「Moujik(ムジーク)」
ファッションの先駆者たちへのリスペクトから生まれた「Moujik(ムジーク)」。
「普遍的な美しさを持つドレスを作りたい」という想いのもと、すべてのアイテムを一つの工房で丁寧に仕立てている。
大量生産や定期的なコレクション発表は行わず、日本の女性に似合うシルエットや着心地を追求。1920〜90年代のファッションをベースにしながら、独自の視点で再構築されたデザインは、流行にとらわれることなく、長く愛される普遍的な美しさを宿している。


なかでも、この鮮やかなオレンジカラーのドレスは、70年代のロンドンのヴィンテージスタイルに着想を得た1着。自然光に映える発色と、縦のラインを美しく見せるシルエットが特徴で、ガーデンパーティーや昼間の披露宴にもぴったり。70年代特有のフレアスリーブは、動くたびにやわらかな陰影を生み出し、どの角度から見ても美しく、優雅な佇まいを演出してくれる。
ネック部分には包みボタンをあしらい、背面はリボンで結ぶ仕様に。デコルテがほんのりのぞくデザインや、センターにだけギャザーを施した立体的なフォルムなど、シンプルながらも細部にまでこだわりが光る。
また、Moujikではオーダーメイドにも対応しており、自分の体型に合わせて調整することも可能。特別な日にふさわしい、自分だけの一着を探している方は、ぜひ一度その世界観に触れてみて。
纏うたび、自分を愛せる。女性の美しさを引き出す「FETICO(フェティコ)」
「The Figure : Feminine(その姿、女性的)」をコンセプトに掲げる「FETICO(フェティコ)」。女性が自分の身体や服を纏った姿を美しく感じ、愛でる手助けをする洋服を生み出し続けている。
「時代を経ても価値のある、丁寧に作られた美しいものを提案したい」という想いのもと、国内の繊維産地や職人と手を組んでコレクションが生まれている。近年ではデザインを優先しつつ、サステナブルな素材を選ぶことが増えており、すべての生産過程において、関わるすべての人々が幸せを感じられるようなブランド作りを目指している。
シアーな編み地が特徴のシアーギャザードニットドレスは、透け感と軽やかな着心地が魅力。新潟県の老舗ニットメーカーと共同開発した素材は、光を受けるとほのかに輝き、屋内はもちろん、ガーデンパーティーや屋外でのイベントでもその美しさが引き立つ。
立体的な編み地がボディラインに程よくフィットし、締め付けすぎることなく、絶妙なバランスで着心地も抜群。全体に施されたギャザーがドレスに動きを与え、シンプルに一枚で着るだけでなく、パンツやトップスとのレイヤードスタイルにも応用が可能。コーディネートの幅が広がり、様々なシーンに対応することができる。
サステナブルな選択肢にも、ときめきを。「Reformation(リフォーメーション)」
アメリカ発のレディースブランド「Reformation(リフォーメーション)」(Shift C評価:良い)は、「裸であることの次にサステナブルなファッションブランド」というスローガンを掲げている。エマ・ワトソンやブラックピンクのメンバーなど、世界的なアイコンにも愛されるそのデザインは、フェミニンで都会的なスタイルが特徴。
オンラインストアでは、各アイテムに関する二酸化炭素排出量や水の使用量など、製造過程での環境負荷が明示されており、ユーザーは自分が購入した商品を通じて、どれだけ環境負荷を軽減できたかを確認することができる。
やさしいピンクカラーが印象的なCamella Dressは、軽やかな手触りのジョーゼット生地で、木材パルプから作られるセルロース系人工繊維「ビスコース」を100%使用(ベトナム製)。Reformationは、すべての森林由来の素材を持続可能に管理された森林から調達し、非営利団体キャノピーと協力して前向きな変化を生み出す支援を行っている。
また、ブロンドカラーが美しいCasette Silk Dressは、100%シルクで作られており、メキシコでサステナブルな生産方法を経て製造されている。軽やかなシルク・シャルムーズ生地が体を優雅に包み込み、マーメイド型のスカートが美しいラインを生み出している。グリーンやブラウン、花柄など、カラー展開も幅広いので、お気に入りの一着がきっと見つかるはず。
素材から未来をつくる。国内クラフトが光る「CASA FLINE(カーサフライン)」
2018年にセレクトショップとしてスタートした「CASA FLINE(カーサフライン)」は、地球に優しい、人に優しいモノづくりをモットーに、生産背景にこだわり、環境に配慮した商品を届けるブランド。
オーガニック素材やサステナブルな素材をはじめ、ローカルメイド、リユース、アップサイクル、クラフトマンシップなど、自然との調和を大切にしたモードなファッションを提案している。さらに、独自の10項目のアイコンを商品に付けることで、消費者にその取り組みを理解してもらうことを進めている。
洋服だけでなく、ネームタグにオーガニックコットンを使用しているほか、紙タグには森林認証紙を使用。さらに、プラスチックフリーを目指して木製ハンガーや布ショッパーの使用を推進するなど、環境負担を軽減するための取り組みにも積極的だ。


日本の素材産業を活性化するために国内産の麻を使用した「タックベアコンビネゾン」。天然繊維を使うことで、石油由来の原料消費削減にも貢献している。
ベア部分にタックとギャザーを混ぜ合わせることで、絶妙なドレープ感を実現。シンプルながらも洗練されたデザインで、一枚で着でも様になるのはちろん、カーディガンやジャケットを羽織れば、披露宴やパーティーなど、さまざまなシーンに対応可能。パンツスタイルで動きやすいことに加え、その着心地の良さも魅力の一つ。
透明性とエレガンスを両立する「MOTHER OF PEARL (マザーオブパール)」

「MOTHER OF PEARL(マザーオブパール)」は、ロンドン発のサステナブルファッションブランド。2013年にクリエイティブディレクターとして就任したエイミー・パウニーが、ブランドを本質的にサステナブルな存在へと導くべく、素材の原産地を自ら訪れ、仕入れ先を一つひとつ選定してきた。その歩みはドキュメンタリー映画「ファッション・リイマジン(2022)」でも描かれ、ファッション業界における透明性の重要性を示す象徴的な存在となっている。
また、生産背景や素材選びの透明性を重視しており、日本向けに販売される商品には、サステナビリティに関する情報を示すアイコンシール付きの下げ札が付けられている。

たっぷりとギャザーをあしらったマキシ丈のロングスリーブドレスは、やわらかな素材感と優雅なドレープが魅力。動くたびに揺れるラインが美しく、肌触りも軽やかで、着る人の自然な美しさを引き立ててくれる。落ち着いたトーンと上品なフォルムは、披露宴やナイトパーティーなど、ドレスアップが求められるシーンにぴったり。存在感がありながらも、アクセサリー次第で印象を自在に調整できる一着。
シアーテンセルパフスリーブリブドレスは、透け感のあるテンセル素材の袖と、やわらかなオーガニックコットンの身頃を組み合わせた、軽やかな着心地が魅力。ふんわりとしたパフスリーブと、程よく身体に沿うリブ編みが女性らしさを引き立ててくれる。披露宴の二次会やカジュアルなパーティーにも映える、程よくドレスアップ感のある一着。ミニマルなジュエリーや小ぶりのバッグを添えて、上品にまとめるのもおすすめ。(CASA FLINE表参道本店のみで取扱い)
取り扱い店舗:CASA FLINE 表参道本店 東京都渋谷区神宮前4-15-4 Y.C表参道ビル1F
TEL:03-6447-5758 https://casafline.com/collections/mother-of-pearl
MOTHER OF PEARL公式オンラインサイト:https://mop.theshop.jp/
快適さと遊び心を両立する、カナダ発のブランド「Eliza Faulkner(エリザー・フォークナー)」
「Eliza Faulkner(エリザー・フォークナー)」は、カナダ・モントリオール発のウィメンズウェアブランド。フリルやボリュームのあるデザインが特徴で、気取らず快適に着られるスタイルを大切にしている。製品はすべてモントリオール市内の小規模な工場で生産されており、生産拡大後も少量生産を守る姿勢を貫いている。
また、生地の端材を100%活用することを目指し、初期にはナプキンやシュシュを製作。現在は紙をつくるアップサイクルにも取り組んでいる。素材選びにも妥協せず、創業メンバーのジントートは既存のサプライチェーンの限界に直面したことから、新たに「Canflax(カンフラックス)」を立ち上げ、ケベック州でリネンの地産地消を目指す「farm-to-closet(農場からクローゼットへ)」プロジェクトを展開中。
コットン100%の生地を使用した、ドロップウエストのミディ丈ドレス。上半身はフィット感のあるシルエット、たっぷりとギャザーを施したスカートとのコントラストが女性らしい一着。
両サイドには深めのポケット付きで実用性もあり、フロントには白のサテンリボンをあしらい、背面でクロスして結ぶ仕様。バックファスナーは目立たないつくりで、すっきりとした印象に仕上げられている。甘すぎず、軽やかで動きやすいデザインは、ガーデンパーティーやカジュアルな披露宴にもぴったり。