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まずは楽しみながら体験してみる
ダイバーシティという言葉を耳にする機会が多いが、まだ世の中に浸透していない印象は否めないし、敷居が高いと感じている人もいるだろう。言葉や概念で難しく考える前に、楽しみながら他者とのそれぞれの違いを発見することで、新しい世界の見え方を知ってほしい。
FUNclusionという言葉はそんな思いを込めて、FUN(楽しむ)+clusion(包括)からきた造語だ。
障害者週間に設定されている12月3日から9日に合わせて、5日(金)と6日(土)に用意された、FUN! なイベントを紹介する。
しずかでうるさい洋食屋さん
メニューを、声を使わずにジェスチャーだけでオーダーするシステム。食べたことがあり味も分かる料理だけど、言葉を使えないとなったらどう伝える? 自分も参加してみたいが、他の人がオーダーしている様子も見てみたい。
無事にオーダーできたら無料で提供される。メニューの一部が以下の通り。
@BONUS TRACKエリア内 HOUSE


見えないお花屋 ブライドフラワーショップ

参加者はまず目隠しをして、花や草を1本ずつ手渡される。香や手触りからお気に入りを選び、オリジナルの「花言葉」をつけると、イベントを協賛している日比谷花壇がラッピングしてくれるというもの。
もしかしたら、見たこともない花や草を選ぶかも知れないし、香りや感触だけで意外なネーミングをするかも知れない。自分の感性を試すのも面白そうだ。
@BONUS TRACK エリア内PARK
BLIND BLEND

視覚をオフにした状態で、茶葉の形や香り、その場の音や会話などから、ハーブティをブランドするもの。自分自身と向き合い、他の人との違い楽しむワークショップ。
@BONUS TRACK エリア内 HOUSE
開催日時:
①12月6日(土) 14:00~ ※先着5名様限定
②12月6日(土) 15:15~ ※先着5名様限定
以下のPeatixのページより要予約
https://funclusionweek-blindblend.peatix.com/view
ファンクルージョンパーク

みんなの指で棒を繋いでいく協力型触感ゲーム「YUBIBO」や、目をつぶって触感だけでゴールを目指す「たっちパーク」など、子供から大人まで楽しめる遊びが用意されている。
@BONUS TRACK駐車場
12月3日〜11日には常設イベントや映画祭も
12月5日、6日以外の12月3日〜11日の期間中に常設イベントも用意されている。
ヘラルボニー アート展

ヘラルボニーがキュレーションするアーティストたちのアート展示。
参加予定アーティストは、カレヴィ・ヘルヴェッティ、マイマ・タニ、赤池 僚也、わんちゃなど。
開催期間:12月4日(木)〜7日(日)
@BONUS TRACK GALLERY 2
FUNclusion映画祭

田端にある、日本で唯一のユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」が7作品と共に下北沢に出張。会場の椅子を取り払い、バリヤフリー字幕、副音声にて映画を上映する。
@シモキタ – エキマエ – シネマ K2

開催日時、作品名:
12月5日(金)19:05〜「こころの通訳者たち」
12月6日(土)15:10〜「徒花-ADABANA-」
12月7日(日) 15:10〜「ルックバック」
12月8日(月)14:40〜「美晴に傘を」
12月9日(火) 14:40〜「響け!情熱のムリダンガム」
12月10日(水) 17:20〜「とりつくしま」
12月11日(木) 14:40〜「無名の人生」
さいごに

その他にも、画家の小池アミイゴ氏によるワークショップや「FUNclusion」をテーマにしたブックフェアなど、盛りだくさんのコンテンツが用意されている。
とにかく楽しんで、その先に見えてきた世界について考えてみて欲しい。
FUNclusion Week
2025年12月5日(金)-6日(土)
BONUS TRACK(下北線路街)にて開催
