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会津地域から海外へ。伝統をスタイリッシュに提案する「YAMMA(ヤンマ)」

「YAMMA」は、デザイナー・山崎ナナが2008年に立ち上げたブランド。
福島県・会津地方の伝統織物「会津木綿」を用いた洋服づくりを通して、地域の素材と手仕事を生かしたサステナブルなものづくりを続けている。
会津木綿はさらりとした肌ざわりが特長で、夏は涼しく、冬も快適に過ごせる機能性を兼ね備えた素材。伝統素材でありながら、鮮やかな色づかいや現代的なデザインも魅力。カラフルで個性豊かなアイテムは、着る人の暮らしに彩りを添える。
YAMMAでは年に2回ほど、オンラインで受注会を開催。在庫を持たない受注生産というスタイルで、環境に配慮した販売方法をとっている。ニューヨークでは「YAMMAMAN」というラインが展開されており、国内外から注目を集めている。
オンラインショップ
http://yamma.shop-pro.jp/
直営店「ヤンマ神楽坂」
https://www.instagram.com/yamma_kagurazaka/
フィリピンと日本を結ぶ、シックスタイルを展開「coxco(ココ)」

「coxco」は、日本とフィリピンをつなぎ、ファッションを通じて教育と雇用の機会を生み出している。フェミニンで洗練されたデザインが特徴で、服づくりの背景にある人やストーリーまで丁寧に伝えている。
2023年にはフィリピン・マニラに服飾技能訓練校「coxco labo」を開校。売上の一部を学校の運営にあて、現地の若者や母親たちに無償で縫製技術を提供している。活動地域では、1日約250円の収入で暮らす人も多く、仕事や学びの選択肢が限られている。そうした現実に向き合いながら、実際に縫製を担った作り手の顔や背景も紹介している。
ブランドのコンセプトは「服のかたちをしたメディア」。タグに印刷されたQRコードを読み込むと、生産過程や商品の物語を知ることができる仕組みになっている。
オンラインショップ
https://coxco-official.com/collections/all-coxco
忙しい日常に寄り添う、自然のやさしさを纏う服「TuiKauri(トゥイカウリ)」
俳優・上野樹里が立ち上げたブランド「TuiKauri」は、忙しい日々のなかで出会ったニュージーランドの自然や植物の力に癒された体験を原点として生まれた。鳥“Tui”と樹木“Kauri”、そして自身の名前にある「樹」の文字を組み合わせたブランド名には、自然とのつながりを大切にする想いが込められている。
アロマキャンドルやバスソルトからはじまり、アンダーウェアやドレス、Tシャツなどのアパレルへと展開。シルクやオーガニックコットン、リネンといった天然素材を採用し、ラズベリーや藍など植物由来の染料を使ったボタニカルダイによって、鮮やかでありながらやさしい色合いを実現している。縫い目が肌に当たりにくい設計や、肌への刺激を抑える素材選びなど、着る人の感覚に寄り添った丁寧な工夫が詰まっている。
ファッションカレンダーに縛られず、無理のないペースで、タイムレスに着続けられるアイテムをつくる。その姿勢には「自然の流れに身をゆだねながら、長く愛されるものを届けたい」という想いが通っている。
オンラインショップ
https://tuikauri.com/collections/all
日本製にこだわり抜いた、上質な日常着を届ける「FilMelange(フィルメランジェ)」

「Made In Nihon」をコンセプトに、心地よい日常着を追求するブランド。原料となる「わた」の選定から、「糸」「生地」「縫製」まで、すべて自社で徹底的に開発しており、品質へのこだわりが詰まっている。
鮮やかさの中にも目にやさしく落ち着きのある、ヴィンテージ調のメランジカラーが特徴。かき氷シロップのような色合いをイメージしたBotanical Dye Teeは、「イチゴ」「抹茶」「黒ゴマ」などの植物を染料に使用。四季の移ろいを、肌で感じられる一枚となっている。
洗濯の際には洗濯ネットの使用が推奨され、生成りなどは蛍光剤入りの洗剤を避けると変色を防げる。
オンラインショップ
https://filmelange.com/
直営店「House FilMelange」
https://www.instagram.com/house_filmelange/
ジェンダーレス、タイムレス、エイジレスな逸品を「ARCH&LINE(アーチアンドライン)」

「ARCH&LINE」は、企業の社会的責任を国際基準で厳しく評価するB Corp認証を取得している。 2030年までに使用する素材をすべて環境配慮型に切り替えるという明確な目標を掲げており、サステナビリティへの真摯な取り組みがうかがえる。
ユニセックスなテイストで、子どもから大人までひとつのデザインをシェアして楽しめるのも魅力。フォーマルなジャケットから機能性を重視したレジャーアイテム、ユニークなプリントTシャツまで、幅広い製品を展開している。ここに来ればあなたが求めているものが見つかるかも!
オンラインショップ
https://arch-and-line.jp/
可愛さと歩きやすさを両立する「Öffen(オッフェン)」

「Öffen」は、“Small Steps, Big Changes.(みんなの小さな一歩が世界を大きく変える)”をコンセプトに、地球・ひと・動物に配慮したシューズブランド。「一歩ずつ、心地いいほうへ。」をミッションに、足元から快適な暮らしをサポートする。大阪・関西万博では、大阪ヘルスケアパビリオンの制服シューズとしても採用され、サステナブルな日本ブランドとして注目されている。
カラーやデザインが豊富で、選ぶ楽しさも魅力。通気性に優れたフラットシューズを中心に、メンズも展開。これからの暑い季節にもぴったりで、毎日の装いに心地よく寄り添ってくれる。
オンラインショップ
https://shop.offen-gallery.com
店舗情報
https://offen-gallery.com/shops/
1935年創業、職人技が光る国産Tシャツの老舗「久米繊維工業」


1950年に創業。国産Tシャツの草分けとして、東京・墨田の地から丁寧なものづくりを続けてきた「久米繊維工業」。縫製工場では、袖・肩・裾などの工程ごとに作業を分け、それぞれのパートに専任の職人が配置されている。熟練の技と目で仕上げられたTシャツだけが製品として届けられる。
「SUSTAINABLE+LINE(サステナブル+ライン)」では、オーガニックコットンなど環境配慮素材を使用。さらに、製造工程で使用する電力には、みんな電力が提供する再生可能エネルギーを採用している。糸づくりから縫製・染色まで一貫して国内で行い、環境にも人にも配慮したTシャツづくりを実践している。
オンラインショップ
https://kume.jp
久米繊維ファクトリーショップ
https://kume.jp/factory-shop/
残布活用と染め直しで循環を目指すジャパンメイドTシャツ「armi(アーミィ)」

「armi」は、「売り手と買い手の満足、そして社会貢献が循環することで、よりよい社会が生まれる」という理念を持つ、鎌倉発のジャパンメイドブランド。
人気の「Zan;p T」は、生産過程で出た“残布(ざんぷ)=余った生地”を活用したTシャツ。残布が出るタイミングに合わせて都度生産されるため、生地が様々代わり、その都度どんな風合いのTシャツが届くかお楽しみ。
また、Tシャツは着用を重ねてシミや黄ばみが気になってきたら、1枚から染め直しが可能。植物由来の「NATURAL DYE(天然染め)」や、伝統的な黒染め「DEEP BLACK(京都紋付)」など、職人の手仕事を生かした染色で、新たな一枚として再生される。
衣類の寿命を延ばすためのオーガニック洗剤「#01.WHITE」は、プロ仕様ながら家庭でも使いやすく設計されており、日常のケアにも目が行き届いている。
オンラインショップ
https://armi.tokyo/
「こんなのが欲しかった」を形に。長く愛される服づくり 「10YC(テンワイシー)」
大量生産や低賃金、人手不足といったファッション業界の課題に向き合い、「自分たちにできることはないか」という思いから、東京・両国でスタートした「10YC」。
「10年着続けたいと思える服」を目指し、着心地や耐久性にこだわった高品質な洋服を届けている。簡単にケアしやすく、汗をかいても肌に張りつきにくいといった仕様は、つくり手自身の「こんなのが欲しかった」という実感から生まれたもの。フィット感やシルエットといったデザインにもこだわりが光る。
10YCでは、実際に全国の工場を訪ねて職人さんと直接話しながら、信頼関係を大切にしている。服づくりの背景や作り手の声も積極的に伝え、つくる人が気持ちよく働ける環境づくりにも力を入れている。
オンラインショップ
https://10yc.jp/
群馬県の伝統織物でつくる、美しいラインが魅力のドレス「Ay (アイ)」

「Ay」は、群馬県の伝統織物「伊勢崎銘仙」を再解釈するブランド。大正時代には、外出着やちょっとした晴れ着として広く女性たちに親しまれた織物で、モダンで個性的な柄が人気を博した。伊勢崎銘仙の大きな特徴は、複雑な模様を鮮やかに表現できる“併用絣”という高度な技法にある。Ayは、この遊び心ある幾何学模様や抽象柄を活かしながら、現代的にアップサイクルしている。
美しいシルエットやネックラインは着る人の身体に寄り添うデザイン。ドレスの他にも着物や羽織を展開しており、レンタルも可能。ネクタイやイヤリングなどの小物もそろっていて、さりげなく“和”を取り入れられるアイテムも充実。
オンラインショップ
https://shop.ay.style/