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ブログ|2025.02.21

【Shift Changer 】鈴木里奈が語る!社会課題に向き合う新たな挑戦、IMPACT SHIFTと私の想い

Shift C公式アンバサダー【Shift Changer】鈴木里奈は、これまでのブログでサステナブルファッションに関する海外の事例や、先進的なブランドの取り組みについてリポートしてくれた。今回は、その「サステナブルファッション」にとどまらず、より広い視点で「サステナビリティ」や「社会課題」について彼女がどのように向き合っているのかを、2025年3月に開催予定のイベント「IMPACT SHIFT」を踏まえて紹介する。

写真:unsplash

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鈴木 里奈
2001年生まれ、東京都出身。青山学院大学在学中、フェアトレードゼミで環境や社会課題に関連する商品の開発に取り組み、サステナビリティを広めるためミス青山として活動。その後、学生キャスターとしてラジオやテレビ東京の経済番組に出演し、ESG経営インタビューを通じて持続可能な社会のための発信に注力。大学卒業後はインパクト/ESG投資のVCファンドでサステナビリティコンサルティングを行う傍ら、一般社団法人IMPACT SHIFTの理事やSNS発信を通じたサステナブルライフスタイルやウェルビーイングにも取り組む。

1. はじめに ーサステナビリティへの取り組み方は多種多様

こんにちは、公式アンバサダーの鈴木里奈です。
初回のブログでは、私がサステナブルファッションに興味を持ったきっかけと、その後の歩みをお伝えしました。
サステナビリティや社会課題に取り組むために大切なのは、実際に行動を起こすことだと思っています。そしてその行動は、多種多様です。しかし、ここで強調したいのは、人それぞれのペースがあるなかで「エコバッグやマイボトルを毎日欠かさずに持ち歩く」「毎回のお買い物で古着を買う」というものではなく、自分のペースで無理なく、自然にライフスタイルに取り入れることだと思っています。たとえば、「知ること」や「他の人と話すこと」も、立派なアクションの一つです。

私は昨年、サステナビリティをより深く「知る」ために、IMPACT SHIFTというイベントに実行委員として参加しました。その後、同イベントが一般社団法人化されるタイミングで、理事として運営に携わることになりました。この活動に参加した理由は、最近よく耳にする「社会的インパクト(ソーシャルインパクト)」という言葉が、持続可能な社会とどのように関連しているのか、そしてそれがどのように求められているのかに疑問を抱き、様々な関わり方をしている同世代の意見を学び、知見を深めたかったからです。

実際にIMPACT SHIFTを通じて、企業、NPO法人、行政、アカデミアの方など、社会課題に取り組むさまざまな分野の方々と交流し、私自身の知識が大きく広がりました。今年も、第二回の開催が決定しています。(第一回の様子はこちら

2. IMPACT SHIFTとは?

IMPACT SHIFT」は、業界をリードする約200名のゲストを迎え、さまざまな分野の人々が集まり、社会課題やインパクトに関する対話を行う交流型カンファレンスです。全国から2,000名以上の参加者が集まり、パネルディスカッションや起業家によるプロダクト展示を通して、未来の社会課題解決に向けたアイデアや実践的なアクションを共有します。

ここでは、社会課題を取り巻く外部環境の変化について、「インパクト」という共通の視点から議論され、参加者同士が学び合い、協力し合う場となります。

例えば、次のようなテーマに興味がある方には特におすすめです!
SDGsの未来、インパクトスタートアップ、ゼブラ企業、サステナビリティ、気候変動、地域を支えるローカルスタートアップ、NPO、まちづくり、インパクト志向のキャリア、Well-being、CVC、ブルーエコノミー、ディープテック、寄付、ジェンダー、中間支援組織、財団、ファミリーオフィス、Bcorpなど..

3. IMPACT SHIFTとサステナブルファッション

昨年、IMPACT SHIFTで行われた「NEXT IMPACT PITCH」イベントには、全国から選ばれたインパクトを重視する起業家たちが集まり、革新的なアイデアをショートピッチで披露しました。その中で、特に印象に残ったのが、amu株式会社の取締役・谷川さんの発表でした。

amu株式会社は、海洋プラスチック問題に取り組んでいるスタートアップ企業です。特に注目したいのは、廃漁網をリサイクルして新しい価値を生み出し、「漁具からのサーキュラーエコノミー(循環型経済)」を作るという目標です。自社ブランドのナイロン素材「amuca」を開発し、環境に優しく、かつおしゃれで実用的なアイテムを生み出しています。

最近では、プラダやバーバリーなどの大手ブランドもリサイクルナイロンを使ったアイテムを販売していますが、amu株式会社は漁具というユニークな素材に着目しています。それを、ファッション性と機能性を兼ね備えたアイテムに変えていく新しい方法を提案しているんです。また、谷川さんが漁師さんたちと直接やり取りをしながらこの取り組みを進めていると聞き、地元の方と協力しながら事業活動を推進していることに心を打たれました。

実は、ファッション産業は、地球環境を汚染する産業の中で、2番目に大きな影響を与えていると言われています。しかし、こうした革新的なアイデアを実現しようとしている社会起業家や、それを支える仕組み、さらに企業や民間の努力が広がることで、未来には希望を感じられると思います。

4. 私の想い – インパクトやサステナビリティの「入口」

IMPACT SHIFTを通じて感じたことは、インパクトやサステナビリティにはさまざまなアプローチがあるということです。たとえば、先ほどご紹介したように、漁網をリサイクルして洋服を作る新しいビジネスがあったり、毎日簡単にできるエコアクションなど、社会問題を解決する方法は一つではなく、さまざまな「入口」が存在します。こうした取り組みをもっと広めることで、より多くの人が社会問題を解決する手助けができると私は信じています。「入口」が何であれ目指したいゴールが同じだと思っています。

IMPACT SHIFTは、その「入口」の一つとして、誰もが参加しやすい空間づくりを目指しています。

5. おわりに – Shift Cとのコラボレーション

IMPACT SHIFTを通じて得た学びや気づきは、私の活動に大きな影響を与えています。そして、この「影響」をさらに広げたいという想いから、今回、Shift CがコミュニティパートナーとしてIMPACT SHIFTとコラボレーションすることになりました。

Shift Cは、世界中の6,000以上のファッションブランドがどれだけエシカルであるかを5段階で評価し、誰でもアクセスできる情報をもとに、ブランドが「地球」「人間」「動物」にどのような影響を与えているかを公開しています。

こうした取り組みを通じて、ブランドが与える影響、良い影響(正のインパクト)や悪い影響(負のインパクト)を減らす方法について考えることが、Shift CとIMPACT SHIFTの共通の目標だと私は思っています。

私も「Shift Changer」として、今回の連携を通じてさらに良い循環を生み出したいですし、誰かの「きっかけ」や「入口」になれたら嬉しいです。IMPACT SHIFTに興味がある方は、ぜひ下の詳細をチェックしてみてください。それでは、次のブログでお会いしましょう!

【IMPACT SHIFT 2025 実施概要】
日時:2025年3月1日(土)、2日(日)
場所:東京スクエアガーデン5F・6F(東京コンベンションホール、City Lab Tokyo 等)
定員:2000名
申し込み締め切り:2024年2月25日(火)23:59まで
https://event2025.impactshift.jp/

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